植木の植え替え、移植について
植木・庭木の植え替えは自力でできる? 植え替えするときの注意点
引越しや庭の模様替えなどで、植木・庭木の植え替えを検討することがあると思います。小さな植木・庭木なら自力でやろうかと思う人も多いでしょう。
しかし植え替えには、かなりの労力や道具が必要ですし、知識や経験がないまま作業すると木がダメージを受けることも少なくありません。
このコラムでは、植木や庭木の植え替えのために必要な知識を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. 植え替えはなぜ大変なの?
植木や庭木は、地上では小さく見えても地下に根が広く深く広がっています。そのため、まず掘り起こすだけでも大変です。そのため、家庭にあるスコップで作業をできる範囲は限られています。うまく掘り起こせたとしても、その木を目的の場所に移動する作業に大きな力を使いますから、場合によっては重機が必要なこともあります。
また、植え替えをすると木はダメージを受けますから、苦労して移植してもその後うまく成長できず、最悪の場合枯れてしまうこともあります。
2. 植え替えには知識と技術が必要!
植木や庭木の移植を行う際、「根回し」という作業が必要な場合があります。また、移植に適した時期を知ることも欠かせません。以下でその2点を解説します。
2-1. 「根回し」とは?
木の根には先端部分に「細根」という部分があります。細根は水分や養分を吸収するので木が生きるために欠かせない部位ですが、移植の際はどうしても根の先端を切ってしまいがちで、対策しないと木が枯れる原因になります。
「根回し」とは根の中間部分に意図的に傷をつけることでその部分に新たな細根を発生させる作業です。この作業を移植の数か月前に行うことで、木へのダメージを少なくできます。根回しにも最適な時期がありますし、木の種類や年数によって行うかどうかの判断が変わります。そのため、慣れない人が行うよりもプロに依頼したほうが無難です。
2-2. 移植に適した時期は?
移植には適切な時期があり、概略で言えば、対象となる樹木が成長する季節がおすすめです。具体的には、針葉樹であれば春先か秋が望ましく、常緑広葉樹は初夏、落葉広葉樹は冬に行うことがおすすめです。
ただし、細かくは樹木の特性を踏まえて判断したほうが良いので、しっかり園芸書を読んだり、プロの知恵を借りたりすることを推奨します。
3. まとめ
植木や庭木の植え替えについての注意事項をまとめました。小さな木であれば自力でも作業できる場合はありますが、樹木を大事にするのであれば、少しお金をかけてもプロに相談することをおすすめします。
「ハッピーガーデン森田造園」は埼玉県で造園や剪定を行っている専門業者です。当店はお庭のお手入れを得意としており、植え替えも数多く経験しています。お庭の木々を大切にしながら植え替えをしたいと思う方は、ぜひ「ハッピーガーデン森田造園」にご相談ください!